ゲスト:アーティスト・藤原泰佑さん①

先月は、アートオークションについてお話して参りましたが、今月は、群馬県出身の気鋭のアーティスト・藤原泰佑さんをゲストにお迎えします。藤原さんは、何度もアートオークションに出品してくださっているアーティストでもあられます。

今回から5回にわたって、じっくりと藤原さんにお話を伺いたいと思います。

 

 

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オークション参加、緊張から楽しさへ



柴山:藤原さんは、1988年に群馬県前橋市にお生まれになられました。

前橋東高校を2007年にご卒業されます。その後、2011年に山形県の東北芸術工科大学洋画コースを卒業され、2013年に同大学の大学院を修了されました。

現在では、母校・東北芸術工科大学で副手をされながら、山形県で制作に取り組んでいらっしゃいます。

 

群馬県出身の気鋭のアーティストということですが、私自身がオークショニアを務めるオークションへも、何度も出品アーティストとして参加してくださっています。

まず、藤原さんに、オークションに参加されてみての印象をお伺いしたいと思います。参加されてみて、いかがでしたでしょうか?

 

 

藤原:そうですね。

大学の2年生のころに、初めてオークションに出させていただいて、その時は、まだ展示などもしたことがなかったので、大勢の前で話をすることや、そうした方々と関わる機会、作品をみていただくこと自体もほとんどなかったので、非常に緊張したのを覚えていますね。

 

柴山:やはり最初は、かなり緊張されましたか?

 

藤原:はい、そうですね。
  皆さま、オークションにいらした方は、買おうという気持ちでこられますよね。

そうした方々の前で、自分のことや作品について説明するという時に、自分の作品を買ってもらえるのかどうか、とか、金額がいくらくらいになるのか、とかを、最初のころはとても気にしていました。

 

柴山:でも、なんとなく、私が受けた印象としては、回を重ねるごとに、

見違えるように、別に最初悪かったわけではないんですけど(笑)、うまくなっていかれましたよね。

 

藤原:そうですね。

回を重ねるごとに、自分と、買ってもらえる人との関わりっていうものも含めて、自分の中でオークションを楽しむような形で、取り組むことができたのかなと思っています。

 

柴山:アーティストとしても、オークションを緊張しながらも楽しめた、ということですね。

 

藤原:そうですね。

 

柴山:当然、アーティストが楽しめば、参加されているお客さんも楽しめますよね。

 

藤原さん自身が、どういうことをお考えになられながら、どんな作品を作られているのかということは、次回以降の回で色々とお聞きしたいと思います。

 

まず本日は、オークションでのご経験について、藤原さんにお聞きいたしました。

 

 

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次週もPower of Artでは、群馬県前橋市出身の新進気鋭アーティスト・藤原泰佑さんをゲストにお迎えして、お話をお聞きします。

 

最新情報が掲載されている、藤原さんのHPも是非チェックしてくださいね。

藤原泰佑HP: http://taisuke-fujiwara.main.jp

 

Power of Art、来週もお楽しみに!!